(1)レビューの目的
木造建物の限界耐力計算を用いた耐震設計(耐震診断・耐震補強設計・新築設計含む)につき、限界耐力計算の正しい理解と、設計者による計算ミスおよびバラツキ防止を図るために構造設計実務者による相互チェック(レビュー)を実施します。
ただし、レビューは審査・判定とは異なり、木造建物の耐震性能評価に関する技術指導・普及活動であり、技術的な助言および設計者支援に該当します。

(2)レビューの内容
① 補強前および補強後の限界耐力計算(様式1:限界耐力計算チェックリストを使用)
② 現況図面および現地調査の結果、新築では構造概要(様式2:現地調査チェックリストを使用)
③ 限界耐力計算結果のまとめ(様式3:木造建物の耐震設計総括表を使用)
(注)様式書類(EXCELファイル)は以下からダウンロードできます

(3)レビューの手順
申し込みに際して、申込書(WORDファイル)と様式書類(EXCELファイル)をダウンロードしてください。
申込書(WORDファイル)

様式書類(EXCELファイル) ① 申込書と合わせて、様式1、様式2および様式3の書類に必要事項を記入のうえ、事務局【jscaweb@kansai.email.ne.jp】へ送信してください。
② 事務局から担当レビュー委員(1名または2名)へ転送し、受理の可否査読を行います。
問題がある場合には、事務局から受理できない旨を、電話またはメールで1週間以内に通知します。
③ 担当委員による審議
申し込み設計者とメールまたは電話応答を行います。
④ 必要に応じて、構造計算書および設計図書を持参して頂き、申込者と面談のうえヒアリングを実施します。
⑤ 申込者の意見および必要に応じて、構造計算書および設計図書の修正、担当委員の確認
⑥ 結果報告にはレビュー担当委員および結果を確認した委員の氏名を明記します。
⑦ レビュー結果報告を事務局から通知します。(原則として、受付後1ヶ月以内)

(4)レビューに関連する木造建物の耐震診断・設計マニュアル(参考図書)
・伝統的な軸組構法を主体とした木造住宅・建築物の耐震性能評価・耐震補強マニュアル
(JSCA関西木造住宅レビュー委員会 第3版)

■変位増分法2によるソフト「木造建築物の限界耐力計算ⅡVer.2」