関西支部-構造デザイン発表会とは
JSCA法人化20周年の記念事業の一つとして企画された「構造デザイン発表会」は、翌年より年次定例行事となっています。毎年秋には全国持ち回りでJSCA本部主催の全国構造デザイン発表会が開催されますが、関西支部では、5月に開催される支部総会と同日に開催される定例研究会として、『関西支部構造デザイン発表会』を開催しています。
『関西支部構造デザイン発表会』の目的は、
- 構造設計者が日常の設計業務の中で行っている様々な創意工夫を凝らした作品を発表しあうことにより、会員相互において切磋琢磨し構造設計技術の研鑽を図ること
- 構造設計事例の発表と意見交換によって、構造設計者の職能向上を図るとともに、若い世代に自らの成果の発表機会を提供し、構造設計の意義や楽しさを伝えること
としています。発表テーマは、近5年の間に竣工/完了した建築作品や技術開発とし、
- 小規模建築:延床面積<1,000m2
- 大規模建築:延床面積≧1,000m2
- 2次部材:外装材、階段などの建築の部分
- 改 修:耐震改修、一般改修など
- 工作物:橋、塔などの工作物等
- 特殊建築:大空間構造、伝統木造、膜構造など
- 技術開発:新しい要素技術・設計法で構造技術の発展に寄与するもの
- その他:上記以外で構造設計界に重要なもの
など、規模の大小に関係なく、構造計画や構造設計、形態、材料…で創意工夫した点、アピールしたい点を重点的に発表して頂いています。
近年は、若手技術者や構造設計に興味をお持ちの大学生の方々にも聴講いただき、200名を超える参加者で大変にぎわっています。積極的な発表と聴講をお待ちしています。