■JSCA関西特別委員会「脱炭素推進委員会」の設立
2023~2024年度JSCA関西支部の取組みの一つである「脱炭素社会実現に向けての活動の推進」として、2024年6月に「脱炭素推進委員会」が設立されました。
2023年11月に立ち上がった「脱炭素推進準備WG」において、脱炭素の観点から「JSCA関西として何ができるのか、構造技術者として何ができるのか・何をしなければならないのか」について議論を重ねた結果、JSCA関西支部内に特別委員会として当委員会を設立し、他の委員会と連携して活動することとなりました。
■脱炭素推進委員会の目的
目的:脱炭素社会の実現に向けた構造技術者の社会貢献を推進すべく、会員の脱炭素リテラシーを強化するとともに、会員の技術力向上を図る
2020年10月、我が国は「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわちカーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言しました。近年の地球温暖化が要因とされる異常気象などにより、皆さまも脱炭素社会実現の必要性を身近に感じておられることと思います。まずはリテラシーの強化として、脱炭素について詳しくなりたいと思います。
また、建築物に関連するCO2排出量は全体の約1/3程度を占めるとされており、建築分野における脱炭素への対策は非常に重要と言えます。我々は建築分野に身を置く構造設計者として、脱炭素社会の実現に貢献できる技術力を身につける必要があります。
脱炭素推進委員会は、皆さまとともに、脱炭素について詳しくなり、脱炭素に貢献できる技術力を身につけられるような活動を推進して参りたいと思います。
■脱炭素推進委員会の活動(案)
脱炭素社会の実現は全世界共通の課題であり、すでに多くの国や地域、多くの業界や団体で取組みが進んでいます。我々もそれらの取組みに追随すべく、「構造技術者として何ができるのか、何をしなければならないのか」を考えるためのヒントとして、脱炭素推進委員会は、様々な脱炭素に関する情報を収集・整理し、皆さまに発信して参ります。また、皆さまにご参加頂ける企画等も検討中です。
皆さまが「脱炭素」というキーワードを身近に感じ、構造技術者としての活動を通して脱炭素社会の実現に貢献し、地球人の一人として全世界のために役立つことができるよう、活動して参りたいと思います。ご協力よろしくお願い致します。